2014年11月17日up
11月 晩秋に聴くと心に染みる、超名盤 「明日に架ける橋」(40周年記念盤)サイモンとガーファンクル

11月 晩秋に聴くと心に染みる、超名盤

「明日に架ける橋」(40周年記念盤)サイモンとガーファンクル

いきなり秋を感じさせる風と温度。良い季節と言うのは去るのも早い。だからこそ貴重なのですけどね。これから年末へ向けた忙しい日々が続くでしょうが、ドライバーのみなさんも休息を忘れずに、安心運転で!
そしてこの物思いに耽りながら(あんまり夢中にならないでは欲しいんですが…)音楽を聴くには実にロマンチックな季節となりました。最も音楽好きというのは部屋や車内が暑かろうが寒かろうが、音楽を聴く生き物ではあるんですけどね。そんな時期に心を揺さぶるこの名盤を。
実はサイモンさんもガーファンクルさんもこのコラムでは登場しているんですが。その2人が揃うとやはりとんでもない力が生まれるわけで。全盛期のラストアルバムとなったこの「明日に架ける橋」は、日本の洋楽市場でも屈指のセールスを記録した、本当に親しまれている作品。まずタイトル曲の圧倒的な荘厳さと言うか力というか。同時期のあのビートルズ終期のド名曲もゴスペル調なのですが、こちらもラリー・ネクテルのキーボードに導かれ、ストリングスとハル・ブレインのドラムの音が響き渡る、忘れ難き曲なのです。
その他にも「コンドルは飛んでいく」でのサイモンのワールドミュージックへの傾倒、建築に興味がある方にはピンと来る「フランク・ロイド・ライトに捧げる歌」、底抜けに明るい「いとしのセシリア」、そして極めつけに泣ける「ボクサー」「ニューヨークの少年」など、この文字数では説明しきれないほどの名曲揃い。更に40周年盤では当時のドキュメンタリーなどを収録したDVDが付いてるとな。ちょっと前に出た当時の未発表ライヴ盤とともに、名盤名演に浸って欲しいです。どうぞ!

(CDのジャケットイメージをクリックすると「amazon」サイトへ飛びます。)


七院知 好(なないんち・このむ)
シングル、EP、45rpm、7inchと呼ばれる17cmレコードと、盤面に刻まれた素敵な音楽を愛する音楽ライター。
福岡在住。地元の情報誌、『Beat Sound』(別冊ステレオサウンド)、ワーナーミュージックライフのサイト、田口商店KEYAKIの公式HPなどで記事・コラム・レヴューなどを執筆。
好きな九州の道の駅は、道の駅「豊前おこしかけ」だそうです。




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