2015年5月15日up
5月 「若葉のころ」という邦題が絶妙!小さな恋のメロディ/The Bee Gees、CSNY 他




5月、巷はゴールデンウィークですよ。行楽真っ盛り。ただお出かけには最高の季節なんですけども、やはり悩みは車が多いこと。当然ながら高速のSAも道の駅も、ヘタすると入れないぐらいの交通量だったりしますけれども。適度に休息を取りながら、初夏の爽やかな季節をお楽しみください。
 さて今月のドライブミュージックは、いつか5月に取り上げてもらおうと思っていたこの曲。「First Of May」というのが原題でして意味は5月1日。これだとピンと来ないでしょうけど、邦題「若葉のころ」と言われると往年のポップスファンはあーっと言ったりするかも。ビージーズの初期のピークだった70年前後、その時期の代表曲です。
 サウンド的にはちょっとストリングスが強かったり、歌詞にクリスマスツリーが出て来たりしてアレなんですけど、やはりこの時期に聴くと爽快感がある、ポップス/ソフトロック的サウンドの傑作なのであります。そしてこの曲は映像と結びついてよく認識されています。アラフォー以上で人気があるのは、やはり日本で異常に人気があった英国映画『小さな恋のメロディ』のサントラ収録曲として。クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングなども入っていますけど、この映画のサウンドはやはりビージーズでしょう。そして90年代の邦題と同名のドラマの挿入歌としても、若い世代を中心に、よく知られるところとなりました。
 初夏の緑が広がる草原を見ながら、ゆっくりと過ごすのに最適なBGMではと思います。ちょっと童心に戻るかも知れませんけどね。

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七院知 好(なないんち・このむ)
シングル、EP、45rpm、7inchと呼ばれる17cmレコードと、盤面に刻まれた素敵な音楽を愛する音楽ライター。
福岡在住。地元の情報誌、『Beat Sound』(別冊ステレオサウンド)、ワーナーミュージックライフのサイト、田口商店KEYAKIの公式HPなどで記事・コラム・レヴューなどを執筆。
好きな九州の道の駅は、道の駅「豊前おこしかけ」だそうです。




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