2015年6月22日up
6月 「雨の日と月曜日は」カーペンターズ!  カーペンターズ/カーペンターズ

ゲリラ豪雨という言葉が珍しくなくなる程、年々、夏の雨が激しくなって来ている印象ですが。もちろん恵の雨なのも承知ですけど、やっぱり延々と降るのは性に合わない。できれば晴れていて欲しいなと思う七院知です。

でもそうは言ってもこの季節は、雨と上手に付き合わなければいけません。そう思っているのは私一人ではなさそうで。ポップスの世界でも「雨に歌えば」「悲しき雨音」「雨にぬれても」とかね。邦楽だと「雨の御堂筋」「雨のウエンズディ」「雨の慕情」「長崎は今日も雨だった」…キリ無いですね。

そんな雨の日だから、明るくてカラっとしたのは無理だし、どうせならのめり込むぐらい浸っちゃおう、と思ったのかどうかは知らんのですが。カーペンターズの「雨の日と月曜日は」。もう兄と妹なのに、この情緒溢れているのか、単に閉塞感で満載なのかわからない感じのザ・70年代ポップスの存在感。そこがかえって名曲たる所以なのかもですね。雨が降っている室内で、だまーって聞いていると「今日誰かと話したっけ…」となってたあの頃を思い出す…ああ思わず自分の黒歴史に抵触してしまうところでした!

そしてちょっと珍しいのが、カーペンターズのオリジナルアルバム(3rd)というチョイス。彼らの音楽に触れるのは圧倒的にベスト盤とかが多いと思うので、たまには発売当時の、しかも絶頂の時期のオリジナルアルバム。聴いてみませんか。きっと新しい発見もありますよ!

 

(CDのジャケットイメージをクリックすると「amazon」サイトへ飛びます。)


七院知 好(なないんち・このむ)
シングル、EP、45rpm、7inchと呼ばれる17cmレコードと、盤面に刻まれた素敵な音楽を愛する音楽ライター。
福岡在住。地元の情報誌、『Beat Sound』(別冊ステレオサウンド)、ワーナーミュージックライフのサイト、田口商店KEYAKIの公式HPなどで記事・コラム・レヴューなどを執筆。
好きな九州の道の駅は、道の駅「豊前おこしかけ」だそうです。




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