2012年2月18日up
菜の花と半熟卵とアンチョビーのサラダ

先月末から毎週日曜日の朝9時から自家製のパンやお菓子やモロッコ雑貨の販売をはじめました。休日の遅い朝ごはんを食べに来る人。少し早起きをして遅い出勤前に珈琲とパンでゆっくりとしたひとときを過ごす人。電車に揺られて太宰府に行きがてら小旅行気分でやって来る人。それぞれの日曜日があって、日常に切り取られた写真のように目に映ります。
忙しい世の中の、束の間の自分らしさを取り戻す時間。お茶やお菓子には人を元気にする不思議な成分が入っているみたいです。特に気持ちのこもった手作りは最強ですね。しかしながら、たまにお客さまからマックやチキンを差し入れしていただくことがあるんですが…複雑です。 

今回のおいしい道の駅は、やっぱり春野菜ですね! この季節の市場はたくさんの新野菜が並び、みているだけでワクワクします。春の目覚めを教えてくれる苦味の食材の他、新玉ねぎや春キャベツ、新ジャガなどの新野菜はなんて甘いんでしょう!厳しい冬を乗り越えたからこそ優しい味を私達に届けてくれるのでしょうか。
今回は、いかにも春らしい「菜の花」を使ったレシピです。可愛らしいフォルムにピリッとした苦味。意地悪さを備えたかわいい女の子。私の中ではまさにガーリーな食材です。
食卓を華やかに彩る上に、ビタミンCはほうれん草の3倍、Bカロチンはピーマンの5倍、カルシウムはほうれん草の3倍、鉄分はニラの4倍と、栄養がたっぷりな食材なのです!菜の花は葉ものと同じように熱が入りやすく、あまり茹で過ぎると風味や栄養が損なわれ色や食感も損なわれてしまうので、必ずさっと茹でるか熱湯をかける程度、または1〜2分だけ蒸して使います。
お皿に咲いた栄養たっぷりな菜の花で、春を感じてくださいね!

【今回の食材】 
「道の駅原鶴」の菜の花
食用菜の花のシーズンがやってきました。菜の花はビタミンCが豊富な緑黄色野菜です。道の駅原鶴では、毎年「菜の花まつり」が開催されています。100円で摘み取り体験ができる、お得なおまつりです。今年は、2月の4、5、11、12日に開催の予定でしたが、摘み取り延期のお知らせが出ていました!2月18日(土)・19日(日)まで行うそうなので、機会があればぜひ遊びにいってみてください。18日(土)は菜の花スープの振る舞いもあるそうです!
〈材料〉
●菜の花と半熟卵とアンチョビーのサラダ●
〈材料4人分〉
*菜の花 ×1束
*スナップ豆 ×12~16本
*卵 ×Lなら2個、Mなら3個
*アンチョビーフィレ(刻んでおく) ×4枚
*マヨネーズ ×大さじ3
*フレンチマスタード ×小さじ2
*レモン汁 ×小さじ2
*ニンニク(すりおろし) ×1片
*塩・黒こしょう ×少々
 
①菜の花はお風呂くらいの温度の湯に根元を10分ほど浸け、パリッとしたら冷水で洗う。根元のかたい部分の皮をピーラーでむき、斜めに二等分に切る。スナップ豆はすじを取り、丸まった背のすじに添って切り込みを入れて縦半分に分ける。

②①の菜の花とスナップ豆を1~2分ほどさっと蒸して粗熱をとり、ペーパーなどで上から包むように優しく水気を拭く。
 
③半熟ゆで卵を作る。小鍋に卵を入れ、かぶるくらいに水を注ぎ、酢を少し加え強火にかける。沸騰したら弱火にし、ときどき転がしながら5分茹でる。卵が入った小鍋に湯が入ったまま水道水を流しながら卵を冷ます。茹であがったら、殻をむいておく。
 
④ボウルに、マヨネーズ・ニンニク・フレンチマスタード・レモン汁・アンチョビー・黒こしょうを加え混ぜる。
 
⑤④にゆで卵を加え、木ベラなどで荒く潰しながら混ぜる。
⑥①の菜の花を⑤のボウルに加えざっくり混ぜる。
 
⑦器に盛り、パルミジャーノ・レッジヤーノを散らす。




末松 奈視
食品会社の検査室に5年半勤めた後、大手アパレルメーカーが経営するカフェで働く。
2001年にプルミエカフェを開業し、2008年にプライベートキッチン プルミエとして移転。2012年クリスマスに11年半の営業を終え、現在プライベートキッチン プルミエとして、ヨーロッパ・地中海・アジアなど世界の料理をみんなで作って食べる会(プルミエの料理教室)「クッキングパーティ」を中心にレシピやケータリングや料理講師、イベント企画など活動中。
博多阪急内「ELLE CAFE 」キッチンスタッフとしても働いている。
http://s.ameblo.jp/premier-1101




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