2012年7月25日
道の駅と直売所って、どうちがうのですか?

とてもシンプルじゃが、なかなか奥深い問題じゃなあ。
ちゃんと説明できれば良いが、どうなることか…。

まず、気をつけなきゃならんのは、「道の駅」を「新鮮な野菜を売っている場所」と考えるなら、直売所とまったく同じだということじゃ。
最近のテレビや雑誌の紹介、話題に出てくるところを見とると、そのように理解されるても仕方ないことじゃろうな。じゃがな、「道の駅」というのは、いろんなところで紹介されておるように、3つの機能(地域連携、休憩、情報発信)をもつ、国土交通省に認められた場所のことなんじゃ。

具体的には、ちゃんとした駐車場とトイレ・情報案内設備を兼ね備えておれば、別に物産品を売っていなくてもよい。と言うのが現実なんじゃよ。
実際に、トイレと駐車場と横っちょに観光案内所があるだけ、という道の駅もあるからの〜。
どうしてこんなことになってしもうたか、説明するとじゃな、「道の駅」の認可を出しとる国土交通省も、お金を出して整備してくれるのは、実はトイレと駐車場だけという事情があるんじゃ。それを維持管理することを約束に、地元の市町村が、その横でなにやらものを売ったりしてもよかろう…と言うのが、道の駅のはじまりだったりするんじゃのう。

もちろん、地域連携などとの兼ね合いで、地域物産の販売が重視されておるのも、正しい流れではあるのじゃがな…。最近じゃあ、道の駅のイメージが、前段でも書いとるように、「地域の新鮮なものを売っとる場所=物産館」と思われがちじゃが、ぜひとも、3つの機能に気をつけて、見てもらえればうれしいもんじゃと思うんじゃ。

道路利用者にとって、役立つ施設というのが、道の駅のもっとも大事なところじゃからの。

 



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