2012年8月22日up
ゴーヤのサブジ

毎日本当に暑いですね!
ビールの美味しい季節ですが、大好きなお酒をほぼやめて3ヶ月くらい経ちました。が、毎日アイスばかり食べて結局糖分を摂取している今日この頃です。 

今回のおいしい道の駅は「ゴーヤ」が主役のレシピをご紹介します。
ゴーヤは苦い!なんて敬遠していませんか?ゴーヤは独特の苦味が特徴で、調理法によって苦味も軽減されたりいろいろな食感を楽しめる、味もフォルム個性的な味わいのある夏の名優です。暑い国で生まれた、暑さを乗り切るための栄養がたっぷりのゴーヤはインドやアジア諸国で人気の野菜です。国によってさまざまな調理法があり、例えばインドでは突起の部分が苦いと考えられ表面を平らに削り、種やわたはそのまま調理したり、中国大陸の内部では丸々と大きく育て黄色く熟したものをフルーツとして食す地方があるそうです。

ゴーヤの苦みはモモルデシンという成分で、胃腸を刺激し消化を促し食欲も増進します。特にビタミンCが豊富で美肌効果が高く夏の日射しに弱った肌への美容食です。その他、ビタミンB1、Aのカロテン、カリウム、カルシウム、食物繊維なども豊富で、疲労回復、抗酸化作用、免疫力アップ、老化予防、むくみ解消、デトックス効果、安眠効果など、夏バテ対策に大変効果があり、古くからインドやアジア諸国で薬用植物として食されてきました。

油と相性が良く、油で調理するとカロテンが効率よく摂れます。美味しく新鮮なゴーヤを見分けるにはまず色。黄色くなったものは種も赤くなり新鮮ではありません。突起がしおれたりハリのないものも良くありません。常温においておくとすぐに黄色くなってしまうので買ってきたら冷蔵庫で保存しましょう。

今回のレシピは、ゴーヤを塩もみし素揚げすることで苦みを軽減し、種とわたを丸ごと調理しました。カリッと揚げた種の食感がアクセントになり、スパイシーな味わいのビールのおつまみにもぴったりのサブジをご紹介します。驚くほど美味しいので騙されたと思ってぜひ作ってみてくださいね!

【今回の食材】 
ゴーヤ
今となっては一般的になりましたが、「ゴーヤ(ゴーヤー)」というのは、沖縄本島での呼び方です。本来は、ツルレイシあるいはニガウリという和名を持っています。熱帯アジアが原産地ということもあり、日本でも暖かい地域にて育てられることが多く、沖縄、宮崎は特に高い生産量を誇ります。夏バテシーズンにもぴったりな野菜で、ビタミンCやベータカロチン、ビタミンB1、またカリウム、リン、鉄分などミネラル類も豊富です。体のむくみをとり、疲労を回復してくれる効果があると言われています。
〈材料〉
★ゴーヤのサブジ★
〈材料3~4人分〉
*ゴーヤ×中2本(大なら1本)
*唐辛子×1/2本
*にんにく(みじん切り)×小さじ1
*しょうが(みじん切り)×小さじ1
*サラダ油×適量
*クミンパウダー×小さじ1
*ガラムマサラ×小さじ1
*パプリカパウダー×小さじ1/2
*カイエンペッパー(又は粉唐辛子)×少々
*塩×適量
*レモン汁×大さじ1
 
①ゴーヤはわたと種ごと5mm~1cmの輪切りにする。

②①のゴーヤに塩小さじ2をもみ込み、15分ほどおく。5分ほど水にさらし、水気をよくふく。
 
③サラダ油を170℃に熱し、ゴーヤを茶色になる前の濃い緑色くらいまで6~7分カリッと素揚げする。
 
④フライパンに③で素揚げした油大さじ1を弱火で熱し、唐辛子、にんにく、しょうがを加え、香りが出たらゴーヤを加え軽く炒める。
 
⑤クミンパウダー、ガラムマサラ、パプリカパウダー、カイエンペッパーを加え全体を軽く炒め、塩少々で味をととのえ、レモン汁を加え全体にからめたら完成! 




末松 奈視
食品会社の検査室に5年半勤めた後、大手アパレルメーカーが経営するカフェで働く。
2001年にプルミエカフェを開業し、2008年にプライベートキッチン プルミエとして移転。2012年クリスマスに11年半の営業を終え、現在プライベートキッチン プルミエとして、ヨーロッパ・地中海・アジアなど世界の料理をみんなで作って食べる会(プルミエの料理教室)「クッキングパーティ」を中心にレシピやケータリングや料理講師、イベント企画など活動中。
博多阪急内「ELLE CAFE 」キッチンスタッフとしても働いている。
http://s.ameblo.jp/premier-1101




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