2013年6月2日up
グリーンピースのフムス

今年は早い梅雨入りでしたが、もう夏の暑さですね。アイスクリームの季節です!アイス好きの私は夏とは言わず、年中食べていますが。具志堅用高が「アイスを食べると元気になるねー」と言っていますが、まさにおっしゃる通り!アイスは元気の源です。

子供の頃、「アイス買っておいでー」と母親に50円玉を貰うと、待っていました!とばかりにものすごいテンションが上がったのを思い出します。弟と行き着けの小さな商店へ行き、どのアイスにするか、さんざん迷って今日の1本を決めたものです。掃除狂いの母親から「散らかるけんブラックモンブランはいかんよ!」と、いつも釘を刺されていたため、泣く泣く諦めブラックモンブラン以外で選択しました。

そんな子どもの私達の「アタリ」が出た時の喜びといったらありません。喜び勇んで商店へと向かい、馴染みのおばちゃんにキレイに洗って乾かした「アタリ棒」を得意気に見せ、今度はあまり迷わず、弟と分けられるよう2本に割れる2本の棒が付いたアイスを選びました。酔っ払った帰り道や風呂上がり…。大人になった私は、やっぱり今日もアイスを食べています。

アイスはさておき、今回のおいしい道の駅は、今が旬の「グリーンピース」が主役の料理をご紹介します。グリーンピースはえんどう豆のことで、さやえんどうの未熟果。小型のさやえんどうは絹さやです。グリーンピースというと、苦手な方が多いかも知れません。しかし、旬のグリーンピースは冷凍のものとは違い、栄養価が高く、ほくほくでクセが少なく甘くておいしいのです!

グリーンピースは中央アジアや中近東原産で、最も古くから食されてきた野菜のひとつです。タンパク質、ビタミンB1、B2、B6、亜鉛、大豆やごぼうより多い食物繊維などが豊富に含まれ、疲労回復、便秘改善、美容、ダイエットに効果的です。また、皮膚や消化器や神経を保つナイアシンも多く含まれます。旬の時期は、面倒ですがサヤつきがおすすめです。豆を茹でて冷凍保存しておくと便利です。

グリーンピースは世界中でいろいろな食べ方がありますが、今回はトルコ〈フムス〉というペースト状にしたレシピをご紹介します。通常フムスはひよこ豆を使いますが、手に入りやすい旬のグリーンピースでキレイな緑のフムスをお楽しみください!

【今回の食材】 

グリーンピース

グリーンピースは未熟な状態のえんどう豆のことです。しかし、食物繊維やビタミンB1が豊富に含まれているため、便秘予防や疲労回復に効果アリ。他にも脳の健康維持をサポートし、集中力を高めるレシチンも多く含まれています。新鮮なものを選ぶポイントは、さやがふっくらとしてきれいな黄緑~緑色であること。九州では鹿児島での生産量が高く、なんと全国の約半分(!)を占めるそうです。ここなら貴重な生豆も手に入るかもしれません。

 

〈材料〉

★グリーンピースのフムス★

材料〈4~5人分〉

*グリーンピース(さやから出したて) 150g

*練り白ゴマ 大さじ3

*オリーブオイル 大さじ2

*にんにく(すりおろし) 1片分

*グリーンピースのゆで汁 大さじ2

*レモン汁 大さじ1

*クミンパウダー 小さじ1

*カイエンペッパー 少々

*塩 小さじ1

 

①グリーンピースはサヤから出して1分ほど塩茹でする。浮いてきたらOKです。

ざるにあげて水気を切っておく。

 

②フードプロセッサーに①とワンタンの皮以外の残りの材料を全て入れ、ペースト状にする。

 

 

③チップスを作る。ワンタンの皮を170℃の油で両面をきつね色に揚げる。

 

 

④器に②のペースト〈フムス〉を盛り、③のチップスを添える。 




末松 奈視
食品会社の検査室に5年半勤めた後、大手アパレルメーカーが経営するカフェで働く。
2001年にプルミエカフェを開業し、2008年にプライベートキッチン プルミエとして移転。2012年クリスマスに11年半の営業を終え、現在プライベートキッチン プルミエとして、ヨーロッパ・地中海・アジアなど世界の料理をみんなで作って食べる会(プルミエの料理教室)「クッキングパーティ」を中心にレシピやケータリングや料理講師、イベント企画など活動中。
博多阪急内「ELLE CAFE 」キッチンスタッフとしても働いている。
http://s.ameblo.jp/premier-1101




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