2013年7月22日up
マンゴーチーズケーキ

先日、自宅近くの川に白いかたまりのようなものがぷかぷかとたくさん浮いていたので自転車を止めてよく見てみると、たくさんのクラゲが泳いでいたのです!目を疑いましたが紛れもなくそれは白っぽい透明のクラゲでした。
アメリカ人の友人が初めて日本で登山をした際に川にいる沢蟹をみて、川でカニに遭遇したとパニクっていたことはありましたが、さすがに川クラゲというのは聞いたことはなく、やはりクラゲは海の生物ではないかと思うんです。
近年の異常気象によるものなのかしら…もしかしたらこの近所の川にもそのうちゴマアザラシなんかが現れて多摩川のタマちゃんならぬ、御笠川のミカちゃんなんていう愛称をつけられたり、はたまた福岡にありがちな「めんたい子ちゃん」とかご当地を全面に押し出した名前をつけてしまうのか…などと、無駄に考えをめぐらしつつ…。
帰宅して主人に話したところ、前日の豪雨で海から流れてきたのでさないかとのことでした。なるほど、なるほど。
そういえば昔は井尻のあたりまで海だったという話を聞いたことがあります。「海」を表す「井」の端っこの「尻」という意味で「井尻」となったとか。
それにしてもここのところの異常気象には何かの前触れのような気がして心配です。

日本は熱帯地域のようになってきましたが、今回のおいしい道の駅は東南アジアやインドが原産といわれている「マンゴー」のベイクドチーズケーキのレシピをご紹介します。プルミエカフェでも夏の人気メニューでした。

世界三大美果のひとつと言われるマンゴーが日本へ伝来したのは明治半ばだそうですが、インドでは5千年ほど前から栽培され、スペインやポルトガル人により世界へ広まりました。ここ数年で手軽にスーパーなどでも手に入りやすくなり、南国の高級フルーツのイメージから夏の果物として日本でも定着したマンゴーですが、日本でも栽培されるようになったのは1970年頃に鹿児島県指宿でビニールハウス栽培がきっかけとなり、沖縄や宮崎などでも栽培されるようになりました。
マンゴーのその美味しさは周知の通りですが、それと同じくらい栄養価の高い果物なのです。
ビタミンA・Cを豊富に含み、ビタミンEはブドウの18倍、Bカロテンはカボチャと同じくらいで桃の122倍、その他ビタミンB・C・B1・B6、ミネラル、カルシウム、食物繊維、葉酸などを含み、美肌効果や便秘解消、ガン予防、貧血予防、高血圧・糖尿病・動脈硬化・生活習慣病などの予防・疲労回復…など、とてもバランスのよい果物なのです!水や熱に強いので、加熱調理をしても栄養の損失はほとんどありません。妊婦さんへの贈り物にも喜ばれます。
夏のスペシャルな果物・マンゴーを積極的に取り入れてこの異常な暑さを乗りきりましょう。

【今回の食材】 
マンゴー
ミャンマー、タイ、マレー半島が原産地といわれています。今では日本でもハウス栽培のおかげでおいしいマンゴーが安定して生産されるようになりました。マンゴーには、女性には嬉しい美肌効果や貧血予防,便秘改善などに効果があるBカロテンや葉酸などの成分が多く入っています。果皮にしっとりとツヤがあり、色鮮やかなマンゴーを選びましょう。九州では、宮崎県と鹿児島県で多く生産されています。特に宮崎県の道の駅なんごうで食べられる「マンゴーソフト」はさっぱりとした味で全国でも大人気!ぜひ一度ご賞味ください。
 

〈材料〉
★マンゴーチーズケーキ★
〈材料〉18cmの型×1台分
*アップルマンゴー 1個(約450g)
*クリームチーズ 150g→室温に戻す
*サワークリーム 80g→室温に戻す
*グラニュー糖 80g
*コーンスターチ 25g
*全卵 3個
*無塩バター 30g→溶かしておく
*生クリーム 120cc
*レモン汁 大さじ1

※ケーキ型にバターを塗り、小麦粉を薄くはたいておく。
※オーブンを160℃に余熱しておく。
 
①マンゴーは皮をむき、実は乱切りにしてする。
 


②①をミキサーにかけてピュレ状にする。
 

 
③ボウルに室温に戻したクリームチーズとサワークリームを入れて、泡立て器でなめらかに混ぜる。
 


 
④③にグラニュー糖とコーンスターチを加え混ぜる。 




 
⑤④に全卵を1個ずつ割り入れてその都度混ぜる。 



 
⑥⑤に生クリームと溶かした無塩バターを加えよく混ぜ合わせる。更ににピュレ状にしたマンゴーとレモン汁を加えてよく混ぜる。 


 
⑦型に⑥の生地を流し、台に軽く1回打ちつけるようにトンと落として空気抜きをする。 


 
⑧160℃のオーブンで70分焼く。粗熱が取れたらアルミホイルで蓋をし、冷蔵庫で一晩寝かせる。冷たいうちに型から出す。
※4日ほど保存可能。
 


 
⑨お皿に盛りつけたら完成! 







末松 奈視
食品会社の検査室に5年半勤めた後、大手アパレルメーカーが経営するカフェで働く。
2001年にプルミエカフェを開業し、2008年にプライベートキッチン プルミエとして移転。2012年クリスマスに11年半の営業を終え、現在プライベートキッチン プルミエとして、ヨーロッパ・地中海・アジアなど世界の料理をみんなで作って食べる会(プルミエの料理教室)「クッキングパーティ」を中心にレシピやケータリングや料理講師、イベント企画など活動中。
博多阪急内「ELLE CAFE 」キッチンスタッフとしても働いている。
http://s.ameblo.jp/premier-1101




この記事が「おもしろい!」と思ったら是非みなさんのお知り合いにもシェアしてください!
コメントをどうぞ!
facebookのアカウントをお持ちの方は、「Post to Facebook」にチェックをすると、ウォールに投稿されます。




【最新10件】
【過去に紹介したレシピ(月別)】