2013年8月1日up
「ユーミン×スタジオジブリ ひこうき雲 40周年記念盤」荒井由実

8月 ジブリ最新作で、再びユーミンの夏が到来!

「ユーミン×スタジオジブリ ひこうき雲 40周年記念盤」荒井由実

 あっついですね。日本の夏は暑いです。そして振り返れば七院知コラムも祝一周年ですよ。誰も祝ってくれないけど、好きだからやります…さてそんなショボイ話は砂粒みたいに見えてしまう、毎度注目のジブリ最新作『風立ちぬ』。既に公開だそうですが、ゼロ戦という飛行機の開発者の夢と小説家・堀辰雄の叙情ある世界観、そして薄幸の美少女の切ないエピソード…と、もう作品観てみないとなんだか分からん感じですが、最近戦前や戦後の日本を描くことが多い宮崎駿作品。たまには映画館で観てみたいものです。
 おっと映画コラムではなかった!この最新作の主題歌として使われているのが、荒井由実のデビュー作にして代表作『ひこうき雲』のタイトルトラック。ユーミンとジブリと言えば『魔女の宅急便』(「ルージュの伝言」と「やさしさに包まれたなら」)が思い出される程に相性抜群ですが、今回のマッチングも相当気合いが入っています。松任谷由実による新しいリミックスヴァージョンに加え、宮崎駿本人がユーミンに贈った18枚の絵をあしらった絵本、アナログLPとDVDが付いた完全生産限定盤まであるそうな…でももちろん、手元にある普通のCDでも充分ですけどね。ユーミン処女作の瑞々しさは、日本の女性SSWの代表的名盤でもあるのです。この夏、是非聴き返してみてください。


(CDのジャケットイメージをクリックすると「amazon」サイトへ飛びます。)


七院知 好(なないんち・このむ)
シングル、EP、45rpm、7inchと呼ばれる17cmレコードと、盤面に刻まれた素敵な音楽を愛する音楽ライター。
福岡在住。地元の情報誌、『Beat Sound』(別冊ステレオサウンド)、ワーナーミュージックライフのサイト、田口商店KEYAKIの公式HPなどで記事・コラム・レヴューなどを執筆。
好きな九州の道の駅は、道の駅「豊前おこしかけ」だそうです。




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