2013年10月24日up
「NEW」ポール・マッカートニー

10月 世界最高のポップの師匠様が、念願の再来福!

「NEW」ポール・マッカートニー

 当時は福岡ドームだったことを思い出す、1993年の福岡公演。某放送局の記念特番とかは見た覚えがあるが、20年前は何せ赤貧時代だった故に行けなかったのですね、ワタシは。(同じ理由で実はローリングストーンズも見逃しております。失笑)それを気の毒に思ったのかどうかは知りませんが、なんとポール師匠が20年ぶりに福岡公演をやってくれるという吉報が。行けるかどうかは全く分かりませんがチケットは定価でも余裕で1万越え。1966年ビートルズの日本公演で、マネージャーのブライアン・エプスタインが「若者でも買える値段で設定を」とわざわざ値段設定をLP1枚分の値段にしたという逸話を思い出しちゃいました。師匠、これもお布施ですか…それはさておき。1942年生まれですのでもう71歳です。ラストツアーと噂されるのも無理は無いのです。
 とか何とか言っていますがポール師匠が大好きなワタシ。今回のツアーに併せて発売される新譜も、公式HPでしっかり試聴。うーむ。ひねりの利いたイントロから紛れも無く師匠らしいメロディと唄に引きずり込まれる…やはり素晴らしい。もう新しいものなど何も無いはずなのに、これが「新しい」んだと言われちゃうと頷くしかありません。しっかりと甘さと切なさが織り込まれている、渾身のポップ。遊び心も忘れていないエンディングも完璧。セオリー通りなのがちょっと痛いくらい、ファンには嬉しい1曲でした。アルバム自体はまだ発売前なので、お楽しみはこれからですね。ビートルズの新たなBBC音源も出るようですし、この秋はポール三昧と行きましょう!

(CDのジャケットイメージをクリックすると「amazon」サイトへ飛びます。)


七院知 好(なないんち・このむ)
シングル、EP、45rpm、7inchと呼ばれる17cmレコードと、盤面に刻まれた素敵な音楽を愛する音楽ライター。
福岡在住。地元の情報誌、『Beat Sound』(別冊ステレオサウンド)、ワーナーミュージックライフのサイト、田口商店KEYAKIの公式HPなどで記事・コラム・レヴューなどを執筆。
好きな九州の道の駅は、道の駅「豊前おこしかけ」だそうです。




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