2014年7月2日up
4月 大人を感じる、ヴォーカルとサウンド 「愛への旅立ち」アート・ガーファンクル

4月 大人を感じる、ヴォーカルとサウンド

愛への旅立ち」アート・ガーファンクル

春ですよ、春。何度迎えても、春はいいもんです。ただちょっと困るのは日だまりが心地良過ぎて眠ったり、ボーっとしてしまうこと。年度末の忙しさで運転も大変でしょうから、道の駅できっちり休憩や気分転換をして安全運転で!

さてそんな頃のドライヴミュージックと言えば…例えばサイモンとガーファンクルみたいなフォーク/ポップミュージックなど心地良いですよね。ただ、S&Gだと「卒業」だったり、普通に聴き過ぎて新鮮さが無いというアナタ、ベスト盤もいいですが、たまにはソロも聴いてみらんですか?ということでパーマのちょっと背が高い方、アート・ガーファンクルのソロを今回はご紹介。作曲能力が激高いポール・サイモンのソロももちろん良いんです。でも『明日に架ける橋』はアーティ(※アートさんの愛称)の美声と歌唱が無ければ成り立たない。ソロ1stは『天使の歌声』と言うタイトルですが、その邦題に恥じない内容でそっちも大好きなのですが…世評的にはAORやポップス的な範疇でも聴き所が多いこちらを。スティービー・ワンダー、ブルース・ジョンストン(当時はビーチ・ボーイズ)、ギャラガー&ライル、そして旧友ポール・サイモンとの(早過ぎるけど)プチ再結成も果たすなど、佳曲揃いだから内容が悪いワケが無いのです。個人的にはブルースの最高傑作「ディズニー・ガール」と、ジョビンの「3月の水」(※このアルバムでは邦題「春の予感」)にノックアウト。必ずや春のドライヴを楽しくする好アルバムです。もちろん普通に聴いてもジーンと来る1枚ですよ。

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七院知 好(なないんち・このむ)
シングル、EP、45rpm、7inchと呼ばれる17cmレコードと、盤面に刻まれた素敵な音楽を愛する音楽ライター。
福岡在住。地元の情報誌、『Beat Sound』(別冊ステレオサウンド)、ワーナーミュージックライフのサイト、田口商店KEYAKIの公式HPなどで記事・コラム・レヴューなどを執筆。
好きな九州の道の駅は、道の駅「豊前おこしかけ」だそうです。




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