2014年8月20日up
8月 海の家やビヤガーデンで鳴ってた音楽 「Best Of」Santo & Johnny

8月 海の家やビヤガーデンで鳴ってた音楽

「Best Of」Santo & Johnny

夏ですよ夏。暑いですね。台風も来ますね。人への負荷が高い季節のような気がしますが(しかも年々体力が無くなって来てるし…)元気出して行きましょう。海水浴とまでは行かなくても、気持ちだけ、音楽だけでも涼しげに。
さて最近、ふと考えたことがあったのですが、最近あんまり夏に聴かれなくなった音楽でハワイアンというのがあります。単純に僕が鳴っているような場所に近づいてないからというのもあるんでしょうが、昔はデパートの催事場、屋上のビヤガーデン、海水浴場の放送など。至る所で夏はハワイアン的な音楽がオンエアされていた記憶があります。この「的」というのが重要で、それは何かというとですね、スティールギター(ペダルスティール)と言いまして、座ってバーを使って引く、特殊な音を伸ばして弾くことができるギターなのです。スライドギターと原理が似ているのですが、これが鳴っていると実はハワイアンでもないのにそれっぽく聴こえたりするんですね。懐かしいようなリラックスできる音色。このスティールギターを有効に使ったヒット曲を、今回はご紹介します。
サント&ジョニーはロックンロールの爆発した50年代後半、いわゆる軽音楽のジャンルで人気を博した兄弟デュオ。といってもインストが主体なのですが、サントの方が奏でるスティールギターの流暢な響きが特徴で、特に「Sleepwalk」、意味が夢遊病という曲は、夏の夕暮れ、終わりの寂しさにピッタリな音色がグッと来るのです。たまにはこんなレトロですが、粋な音楽を聴きながらの夏ドライブもオススメですよ。

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七院知 好(なないんち・このむ)
シングル、EP、45rpm、7inchと呼ばれる17cmレコードと、盤面に刻まれた素敵な音楽を愛する音楽ライター。
福岡在住。地元の情報誌、『Beat Sound』(別冊ステレオサウンド)、ワーナーミュージックライフのサイト、田口商店KEYAKIの公式HPなどで記事・コラム・レヴューなどを執筆。
好きな九州の道の駅は、道の駅「豊前おこしかけ」だそうです。




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