2013年3月1日up
「フェミニーナ、そして水と光」ジョイス

春です。暖かなブラジリアンサウンドに乗せて。

「フェミニーナ、そして水と光」ジョイス

黄砂も花粉もスモッグもなんのその。春です、いよいよ行楽シーズン本番です。ウララカ気分ですが、忙しさもあって睡眠不足にもなりやすい季節ですので、道の駅などで充分に休憩しながらドライブをお楽しみください。
 さて本題ですが、インドアな季節からグッと開放的な気分になるこの季節。音楽もちょっと気分が晴れるものが聴きたくなります。でもレゲエやラテン音楽とかだとちょっとまだ本番前かな…そんな時には、ボサノヴァやサンバで知られるブラジル音楽などどうでしょうか。特にMPBと呼ばれるボサノヴァ以降のブラジル音楽は、英米のロックやジャズなどの影響も受けつつも独自に開花したサウンドで、世界中にファンを持つ存在なのです。その中でもギター片手に豊かな唄やスキャットを披露するジョイスは、1960年代から現在まで精力的に活動しています。このCDは、彼女の最高傑作と名高い時期(1981,82年)の2枚をカップリングしたお得な作品。歌詞の意味が1ミリも分からなくても、時に水のように流れるパーカッションやギター、そして彼女の紡ぐメロディや唄は極上の空間を演出してくれます。本当にオススメです、是非お試しあれ。

(CDのジャケットイメージをクリックすると「amazon」サイトへ飛びます。)


七院知 好(なないんち・このむ)
シングル、EP、45rpm、7inchと呼ばれる17cmレコードと、盤面に刻まれた素敵な音楽を愛する音楽ライター。
福岡在住。地元の情報誌、『Beat Sound』(別冊ステレオサウンド)、ワーナーミュージックライフのサイト、田口商店KEYAKIの公式HPなどで記事・コラム・レヴューなどを執筆。
好きな九州の道の駅は、道の駅「豊前おこしかけ」だそうです。




この記事が「おもしろい!」と思ったら是非みなさんのお知り合いにもシェアしてください!
コメントをどうぞ!
facebookのアカウントをお持ちの方は、「Post to Facebook」にチェックをすると、ウォールに投稿されます。