2012年2月4日up
ロマネスコとハマグリの白ワイン蒸し

まだまだ寒い日が続きますね。自転車があまりにも辛いのでダウンのコートって暖かそうだなと思うんですけど、どう考えても私には似合わないんですよねぇ。
先日ベージュのダウンコートを来ている女性が歩いていて、後ろから小学生が「三田さんだ」と指差していましたが、流行りに乗った上似合わないと思われるのはあまりに心外だし…なんて、ファイナルセールのダウンのコートをみながら思う私は考え過ぎでしょうか。春はもうそこまで来ていますね。

今回は、ローマ生まれの「ロマネスコ」と旬のハマグリを使った料理をご紹介します。ブロッコリーと掛け合わせたカリフラワーの仲間です。日本では分かりやすく「カリブロ」とか「カリッコリー」という名前で紹介されていますが、私は絶対ロマネスコ派ですね。
以前は生のものは手に入らず冷凍のものを仕入れていましたが、数年前から久留米をはじめ日本でも生産されるようになり、フレッシュなロマネスコが市場へ並ぶようになりました。
花蕾は幾何学的で規則正しい配列になっており、ロマネスコほど美しい外見をした野菜はないと言われています。ヨーロッパでは「小さなブーケ」とか「黄緑珊瑚」とも呼ばれていますが、私個人的にはこの一つ一つの円錐が大仏の頭のように見え、よく見ると、大仏の頭の中に同じ形の頭、その中にまた頭、その中にまた頭…と、無限に続いていて、宇宙を感じます。まるで宇宙の食材なのです!
さっと茹でたり蒸して、シンプルにソースをかけたりサラダやスープやシチュー、パスタや煮込み料理に加えていただいたり、カリフラワーやブロッコリーと同じように使います。ロマネスコは他の野菜のように一年中は手に入りません。この旬の短い時期にしか楽しめない貴重なオシャレ食材です。ロマネスコの豊富なビタミンと無限の宇宙のエネルギーをたっぷりいただいて元気になりましょう!

【今回の食材】 
道の駅くるめの「ロマネスコ」
「ロマネスコ」と表記していますが、道の駅くるめでは「カリブロ」という名前でおなじみの野菜となっています。野菜とは思えない美しい見た目と、さわやかな甘みが特徴です。ロマネスコの生まれはイタリアだそうですが、久留米市では数年前からこのカリブロに注目し、新しい特産品となるようにカリブロの生産を本格化してきました。味にクセがなく、どんな料理にも使いやすい人気商品で、いまでは道の駅くるめにカリブロコーナーができるほど、人気の商品です。ちなみに、道の駅くるめに併設する「レストランほとめき庵」では、期間限定で「カリブロごはん」を提供しているそうです!ぜひこちらもご賞味ください。
〈材料〉
★ロマネスコとハマグリの白ワイン蒸し★
材料4人分〉
*ロマネスコ ×小1株
*ハマグリ ×400g
*にんにく(みじん切り) ×2片分
*白ワイン ×100cc
*水 ×1/4cup
*ローリエ ×1枚
*ローズマリー ×2枝
*オリーヴオイル ×大さじ1
*塩・こしょう ×少々
 
①ハマグリは殻と殻をこすり合わせて流水でよく洗う。

②ロマネスコは洗って小房に分ける。

③鍋かフライパンにオリーヴオイルとにんにくを入れ、中弱火にかける。にんにくの香りが出たらハマグリ、ロマネスコを加えてさっと炒める。。
 
④白ワイン、水、ローリエ、ローズマリー、にんにくを加え軽く塩・こしょうをし、蓋をして3~4分強火で蒸し煮する。ハマグリの殻が全部開けばOK。




末松 奈視
食品会社の検査室に5年半勤めた後、大手アパレルメーカーが経営するカフェで働く。
2001年にプルミエカフェを開業し、2008年にプライベートキッチン プルミエとして移転。2012年クリスマスに11年半の営業を終え、現在プライベートキッチン プルミエとして、ヨーロッパ・地中海・アジアなど世界の料理をみんなで作って食べる会(プルミエの料理教室)「クッキングパーティ」を中心にレシピやケータリングや料理講師、イベント企画など活動中。
博多阪急内「ELLE CAFE 」キッチンスタッフとしても働いている。
http://s.ameblo.jp/premier-1101




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