2012年2月29日up
蕾菜のフリット

街へ出ると、デパートや地下街もシャーベットカラーの春らしいお洋服でいっぱいですね。寒さを我慢してダウンを買わなくてよかったな~と思うけど、シャーベットカラーを着る勇気もでず、悶々としながらも待ち遠しかった春を迎えました。3月です!春の訪れですね!
暖かくなるのを待ちきれずちょっと無理をしてテラスでラテなんか飲んでみたり、ショップ店員でもないのに薄着をしてみたり・・・もうお花見の計画も立てたりしている気の早い私です。

今回のおいしい道の駅は、いかにも春らしい、蕾の形をした「蕾菜」を使ったレシピのご紹介です。集合した蕾の芽の部分を収穫したアブラナ科の野菜。なるほど、蕾菜です。
数年前から見かけるようになり、見た目は山菜の一種の様だけど苦味はないしなぁと思っていましたら福岡県農業試験場が開発した新野菜だそうで、1月〜3月の間に楽しめる春の食材です。
血圧を下げる効果や精神を安定させるGABAが含まれています。春でうっかり浮かれてしまいがちな私にぴったりですね。クセも少なく、生のままスライスしてサラダや和え物に混ぜてもいいですし、火が通りやすいのでさっと炒めたり蒸したりと、いろいろな料理に合わせすい食材です。
今回はフリットにしました。フワッとした洋風の天ぷらといったところです。天ぷらと同様野菜の他、魚やお肉など何にでも合う衣ですので一度チャレンジしてみてくださいね。素敵な春を!

【今回の食材】 
「道の駅おおき」の蕾菜
大型のからし菜の一種で、一株あたり3〜5kgくらいに生長します。そのわき芽の部分を摘み、商品となったのが、この蕾菜です。そんなに大きな一株でも、商品になるのはたったの1〜3パックという希少価値の高い野菜だそうです。2月から3月にかけてのこの時期しか採れない、春の新しい風物詩になりつつある、この蕾菜をぜひお楽しみください。駅内に野菜畑があることでも有名な道の駅おおきでは、蕾菜以外にもたくさんの地元の野菜を購入できます。
〈材料〉
●蕾菜のフリット●
<材料4人分>
*蕾菜 ×8個
*薄力粉 ×1/2cup
*ベーキングパウダー ×小さじ1/2
*粉チーズ ×小さじ2
*ビール又は炭酸水 ×1/2cup 
*塩 ×ひとつまみ
*サラダ油 ×適量
①蕾菜は洗って水気をよく拭き取り、縦半分に切る。

②衣を作る。

ボウルに薄力粉・ベーキングパウダー・粉チーズ・塩をよく合わせ、冷たいビール又は炭酸水を注ぎ混ぜる。
 
③②に蕾菜をくぐらせ衣をたっぷりつけ、180℃の油でさっくりと揚げる。
衣がほんのりきつね色に染まる手前くらいでOK。2分ほど。
 
④皿に盛り、岩塩を添える。




末松 奈視
食品会社の検査室に5年半勤めた後、大手アパレルメーカーが経営するカフェで働く。
2001年にプルミエカフェを開業し、2008年にプライベートキッチン プルミエとして移転。2012年クリスマスに11年半の営業を終え、現在プライベートキッチン プルミエとして、ヨーロッパ・地中海・アジアなど世界の料理をみんなで作って食べる会(プルミエの料理教室)「クッキングパーティ」を中心にレシピやケータリングや料理講師、イベント企画など活動中。
博多阪急内「ELLE CAFE 」キッチンスタッフとしても働いている。
http://s.ameblo.jp/premier-1101




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