2012年3月17日up
紫キャベツのコールスロー・ベトナム風

まだ少し空気が冷たい散歩道。どこからか漂う甘酸っぱい香りをたどってみたら、こっそりと沈丁花が咲いていました。厳しい寒さの中、いち早く春を告げ、美しい花と香でそっと私達を満たしてくれていました。人間の私には到底真似できないなーなんて、暖かい気持ちで部屋へ戻って、珈琲を淹れました。

今回は、鮮やかな紫色をしたキャベツを使ったレシピです。赤い色素のアントシアニンは、眼精疲労や視力回復やアレルギーに効果があります。グリーンよりもビタミンが豊富で美肌効果が高く、またガン予防にも良い食材です。何よりもこの鮮やかな紫!食卓を華やかに彩るインパクトのある紫キャベツはプルミエでもやたらと使っています。
加熱しても色が飛ばないので、シュークルート風煮込みなどのキャベツの煮込み料理は紫とグリーンをブレンドして、淡くやさしいピンクがかった紫色にしてみたりと、色素を楽しみながら料理しています。私の中ではとても優秀な絵具のような、染料のような存在です。
他にもたくさんご紹介したいレシピがあるんですが…今回はアジア風にしました。食べ出したら止まらなくなるサラダですよ。他にもいろんな料理に、絵を描くような感覚で楽しみながら料理してみてくださいね!そして健康に!
【今回の食材】 
紫キャベツ
今回の紫キャベツは九州の道の駅でももちろん販売されていますが、その生産者はあまり多くないようです。見つけたらぜひ、購入してみてください。鮮やかな色味が美しいため、料理の彩りに一工夫欲しい時など、重宝します。また、ふつうのキャベツと比較するとポリフェノール、カロチンが2倍、ビタミンCが1.6倍ほど含まれているなど、やや栄養価が高いそうです。
〈材料〉
紫キャベツのコールスロー・ベトナム風

〈材料4人分〉
*紫キャベツ ×1/2個
*ミョウガ ×3個
*もやし ×1袋
*ピーナッツ ×大さじ4
*香菜 ×好みで

《ドレッシング》
*ナンプラー ×60cc
*ごま油 ×60cc
*レモン汁 ×1/2個分
*赤唐辛子(小口) ×少々
①キャベツは歯応えがあるよう、太めの千切りにする。水にさらすとビタミンが逃げるのでさっと冷水で洗う程度で良い。水気をよく切っておく。

②ミョウガは細い千切りに、もやしはさっと茹でて水気をよく絞る。ピーナッツは粗く砕く。袋に入ったまま開けずに上から棒などで叩くと袋も破れにくく散らからない。香菜は粗く刻んでおく。
③ドレッシングの材料をよく混ぜて合わせる。
④大きめのボウルに①と②を入れ、ドレッシングを加えてよく絡め合わせる。
⑤器に盛り、香菜を散らす。
※茹でた海老や薄い豚肉やササミ、ツナなど混ぜてもより美味しいですよ。




末松 奈視
食品会社の検査室に5年半勤めた後、大手アパレルメーカーが経営するカフェで働く。
2001年にプルミエカフェを開業し、2008年にプライベートキッチン プルミエとして移転。2012年クリスマスに11年半の営業を終え、現在プライベートキッチン プルミエとして、ヨーロッパ・地中海・アジアなど世界の料理をみんなで作って食べる会(プルミエの料理教室)「クッキングパーティ」を中心にレシピやケータリングや料理講師、イベント企画など活動中。
博多阪急内「ELLE CAFE 」キッチンスタッフとしても働いている。
http://s.ameblo.jp/premier-1101




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