2012年6月3日up
ズッキーニのハーブフライ

新緑も濃くなり紫陽花が咲きだしましたね。私の一番好きな花です。じめじめした梅雨も、グラデーションの美しい、大きく元気に咲く紫陽花をみていると元気をもらって、雨も悪くないもんだなぁと感じます。
そして、紫陽花が咲く頃の6月はプルミエのアニバーサリーの月です。今年で11周年を迎えます!
いつも応援してくたさっている皆さま、本当にありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。 

今回の「おいしい道の駅」は、おしゃれ夏野菜の代表・ズッキーニを使ったレシピをご紹介します。
日本へ登場したのはイタリアンブームの80年代ですが、今ではお馴染みの手に入りやすい定番野菜となりました。
ズッキーニは開花後の5~7日の幼果を収穫したカボチャの仲間の未熟果です。
味にクセがなくいろいろな料理に使いやすい野菜です。水分が多いのでヨーッパでは煮込み料理にもよく使われ、油との相性も良く、油で調理するとカロテンの吸収率もアップします。

ズッキーニは免疫力を上げ、美肌効果、風邪の予防、ダイエット、便秘、むくみの解消、貧血、粘膜保護など、またまた女性に嬉しい野菜です。

露地ものが出始めると、黄色や丸いズッキーニ、花ズッキーニなどさまざまな種類が出回ります。

プルミエをはじめた頃はなかなかズッキーニが手に入らず、ラタトュイユもキュウリで代用していました。笑。
今ではプルミエの冷蔵庫のレギュラーメンバーです。
店では輪切りをソテーや蒸してメイン料理の付け合わせとしてお皿を彩る大事な役割を果たし、大活躍の頼りにしている野菜のエースです。

今回はカロテンアップにフライのレシピをご紹介しますが、トマトなどの煮込みや炒めもの、蒸しもの、パスタ、生でサラダやマリネなど…いろいろな料理にチャレンジしてみてください!

【今回の食材】 
ズッキーニ
ウリ科カボチャ属のズッキーニは、アメリカ南部〜メキシコが原産です。見た目はきゅうりに近いですが、かぼちゃの仲間で、開花した直後の未熟な果実を食べます。歯ごたえ、味はなすに似ていて、形は細長い物の他に丸い物もあり、色も緑と黄色があります(写真参照)。また九州内では、宮崎県がその産地として有名です。宮崎県内ではハウス栽培を中心としてほぼ毎年出荷しているそうで、冬場の出荷は日本一とも言われています。
〈材料〉
★ズッキーニのハーブフライ★
〈材料4人分〉 

a.〔ハーブパン粉〕
*パン粉 ×1cup
*ニンニク(みじん切り) ×1片
*エルブ・ド・プロヴァンス(なければミックスハーブ→オレガノ、タイム、バジル、パセリ、ローズマリーなどのドライハーブ) ×大さじ1
*パルメザンチーズ ×大さじ1

b.〔アンチョビーソース〕
*アンチョビーフィレ ×6枚
*ニンニク(みじん切り) ×1片
*レモン汁 ×大さじ1
*おりーヴオイル ×大さじ4
*黒こしょう ×少々

*ズッキーニ ×2本
*溶き卵 ×1個分
*小麦粉 ×適量
*塩・こしょう ×少々
*オリーヴオイル(なければサラダ油) ×適量

 
①ハーブパン粉を作る。
a.の材料を混ぜ合わせる。
※たくさん作って冷凍するといろいろな料理に使えて便利です。

②アンチョビーソースを作る。
b.の材料をボウルに入れよく混ぜる。
※野菜のディップやトースト、白身魚、お肉などのソースにも使えます。
 
③ズッキーニのヘタはそのままに縦半分に切る。(ヘタも食べましょう!)
 
④断面に塩・こしょうをふり、5分ほどおいて水分が出たら拭いておく。
 
⑤断面に小麦粉をまぶしてはたき、溶き卵をつけ、①のハーブパン粉をつける。
 
⑥170℃のオリーヴオイルにパン粉の面からそっと入れ、きつね色に揚げたら返し、2~3分揚げる。
 
⑦皿に盛り、②のアンチョビーソースを添える。




末松 奈視
食品会社の検査室に5年半勤めた後、大手アパレルメーカーが経営するカフェで働く。
2001年にプルミエカフェを開業し、2008年にプライベートキッチン プルミエとして移転。2012年クリスマスに11年半の営業を終え、現在プライベートキッチン プルミエとして、ヨーロッパ・地中海・アジアなど世界の料理をみんなで作って食べる会(プルミエの料理教室)「クッキングパーティ」を中心にレシピやケータリングや料理講師、イベント企画など活動中。
博多阪急内「ELLE CAFE 」キッチンスタッフとしても働いている。
http://s.ameblo.jp/premier-1101




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