2012年8月1日up
えびすかぼちゃのガーリックヴィネガーマリネ

夏真っ盛りですね!
先日東京からのお客さまを糸島半島へご案内がてら、ドライブに行きました。
芥屋の大門という洞窟の入口まで行く遊覧船へ。と、言ってもあまりにも分かりにくい乗り場、あまりにもチープな漁船?いや、遊覧船。無愛想な船長と、いい感じの演歌のBGM とともに、ものすごい揺れる漁船、いや遊覧船に乗り込んで30分程度のクルージング。笑。
東京から来られた知人も大喜びでした。夏の福岡の個人的おすすめスポットです!


さて、今回のおいしい道の駅は、旬の「えびすかぼちゃ」のサラダをご紹介します。

日本かぼちゃと呼ばれる一番古いかぼちゃは、戦国時代に鉄砲とともにポルトガル人より伝来しました。カンボジアから持ち込んだといわれ、訛って「かぼちゃ」と呼ばれるようになったとか。

えびすかぼちゃに代表される西洋かぼちゃは19世紀に日本へ伝来し、水気が多く甘味の少ない日本かぼちゃと比べ、ほくほくとした栗のような食感と甘い味わいから人気となり、今では日本で生産されるかぼちゃの9割が西洋かぼちゃだそうです。因みに「えびすかぼちゃ」は「黒皮栗かぼちゃ」のことです。

かぼちゃは栄養価の高い緑黄色野菜で、カロテン、ビタミンB1、B2、Cを多く含み、優秀なガン予防の野菜です!その他、大腸ガン、便秘、ダイエット、高血圧、美肌など、さまざまな効果があります。夏の疲れた胃腸や日焼けしたお肌にぴったりですね!

収穫時はでんぷん質が多いので熟成されたものが市場に並びます。ヘタがくぼみ、コルク状になりずっしりと重いものを選びましょう。買ってきたら種とワタを取り除いて保存します。種から腐敗が進むからです。

今回ご紹介するレシピは以前勤めていたカフェから受け継いだ私の大好きなサラダです。油と相性の良いえびすかぼちゃを素揚げし、ほくほくの食感と甘いかぼちゃを酸味の効いたオイルでマリネする、甘酸っぱい味わいがクセになる一皿です。かぼちゃをたくさん食べて暑い夏を乗り切りましょう!

【今回の食材】 
かぼちゃ
アメリカ大陸を原産地とするかぼちゃ。紀元前7000年前の地層から、種が発見されているという話もあるほど、深い歴史をもつ野菜です。かぼちゃの面白い特徴として、鮮度が良ければ美味しいというわけではないという点があります。逆にしっかりと熟成された方が、でんぷんの分解が進み、糖分に変わり甘みがでるとか。日本での生産量は、北海道がダントツではありますが、鹿児島が2位、長崎が4位、宮崎が6位など、九州からもおいしいかぼちゃがたくさん出荷されているんです!
〈材料〉
★えびすかぼちゃのガーリックヴィネガーマリネ★
<材料4人分>
*えびすかぼちゃ×1/2個
*玉ねぎ×1/2個
*にんにく×2片
*パセリ×1本

(マリネ液)
*白ワインヴィネガー(又は穀物酢でOK)×1/2cup
*オリーヴオイル×1cup
*さとう×小さじ1/2
*塩・胡椒×少々



①かぼちゃの種とわたを取り除き、皮をむく。


②①のかぼちゃを1.5cm くらいの角切りにする。

③玉ねぎは薄くスライス、にんにくとパセリはみじん切りにする。玉ねぎの辛みが気になれば10分ほど水にさらして水気をよくしぼる。
④ボウルにマリネ液の材料を入れ混ぜておく。
⑤②のかぼちゃを180℃の油でほんのりキツネ色になるで2~3分ほど素揚げする


⑥④のボウルに揚げたてのかぼちゃと玉ねぎ、パセリ、にんにくを加えよく和える。あら熱をとって冷蔵庫で冷やしたら、完成!




















末松 奈視
食品会社の検査室に5年半勤めた後、大手アパレルメーカーが経営するカフェで働く。
2001年にプルミエカフェを開業し、2008年にプライベートキッチン プルミエとして移転。2012年クリスマスに11年半の営業を終え、現在プライベートキッチン プルミエとして、ヨーロッパ・地中海・アジアなど世界の料理をみんなで作って食べる会(プルミエの料理教室)「クッキングパーティ」を中心にレシピやケータリングや料理講師、イベント企画など活動中。
博多阪急内「ELLE CAFE 」キッチンスタッフとしても働いている。
http://s.ameblo.jp/premier-1101




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