2012年10月1日up
グリーンレモンのパスタ

すっかり涼しくなりましたね。
日々変化する空を眺めながら、秋の訪れを感じています。

秋は食材が豊かで毎日市場へ行くのが一段と楽しみです。
柑橘類も旬を迎えましたが、この季節だけの青い国産レモンを見ると、子供の頃に住んでいた小さなおうちを思い出します。
小さなおうちの小さなお庭に一本の大きなレモンの木がありました。
小さな苗だったレモンの木は、私達姉弟が大きくなると共にどんどん大きくなり、その小さなおうちの屋根くらいまで伸びていきました。
道行く人が「珍しいですね」と話し掛けてくると、母は少し得意気に「はじめはこんなに小さかったんですよ」と、嬉しそうにレモンの実をちぎってプレゼントしたりしていました。

過ごしやすい季節の日曜日は、朝から母が俵型の味付き海苔を巻いたおにぎりを大皿にたくさん作ってくれました。
小さな庭の大きなレモンの木の下にレジャーシートを敷いて弟達と食べるおにぎりのなんて美味しいこと!
ピクニックへ行った気分でお腹いっぱい頬張りました。

いつもレモンの木が私達姉弟をそばで見守っているようでした。

今回のおいしい道の駅は、国産のグリーンレモンが主役の爽やかなパスタのレシピをご紹介します。
プルミエでもとても人気でリピート率の高いパスタです。前菜としても、お肉やお魚の付け合わせとしても、食事のしめにさっぱりいただいたりと、とても便利でおいしいパスタです。

レモンと言えばビタミンCですね!
シミやソバカスを防ぎ、コレステロールを溶かし、内臓機能を整えてくれます。
疲労回復・予防にも役立ってくれます。
グリーンレモンは青いうちに収穫し、風味は黄色よりも爽やかな香りと酸味がします。何より新鮮という証拠で、外国産に比べ農薬が少ないのも特長です。

プルミエでは料理にもケーキにも絶対に欠かせない影のリーダーのレモン。
太陽の贈り物「レモン」にたくさんの元気をいただきましょう!
【今回の食材】 
グリーンレモン

レモンといえば、普通は鮮やかな黄色をイメージされるかと思います。今回使ったのは「グリーンレモン」です。一体何が違うのかと言いますと、その名の通り。果皮が緑色なんですね。日本国内で栽培されているために、防虫剤や防腐剤に頼ることなく、新鮮・安心・安全で皮ごと料理に使えるのが特徴です。九州では鹿児島、熊本、宮崎南部での生産が多く、その爽やかな酸味と香りで人気を博しています。
〈材料〉
★グリーンレモンのパスタ★
〈2人分〉
*パスタ×160~200g
*グリーンレモン×2個
*にんにく(みじん切り)×1片分
*バター×20g
*パルメザンチーズ×大さじ1
*海塩×適量
*オリーヴオイル×適量

①グリーンレモンの皮を薄く削り、果汁は絞っておく。


②深い鍋にたっぷりの湯を沸かし、少しのオリーヴオイルと多めの塩を加える。
完全に沸騰したらパスタを加え、しっかり沸騰させながら、袋に書いてある茹で時間より2分短く茹でる。




③フライパンに弱火でバターを熱し、にんにくを加える。香りが出たらグリーンレモン汁とパスタの茹で汁をレードル2~3杯分とパルメザンチーズ、海塩少々を加え煮立たせる。



④茹で上がったパスタとグリーンレモンの皮を③に加え、強火で汁気が少なくなるまでよくからめながら炒め煮する。(→パスタにしっかり味を入れる)
海塩で味を調える。



⑤器に盛り、グリーンレモンの輪切りやベビーリーフ、パセリ、ハーブなどグリーンを飾る。(※写真はそばの芽です)生ハムなど散らすととても相性が良いです。
























末松 奈視
食品会社の検査室に5年半勤めた後、大手アパレルメーカーが経営するカフェで働く。
2001年にプルミエカフェを開業し、2008年にプライベートキッチン プルミエとして移転。2012年クリスマスに11年半の営業を終え、現在プライベートキッチン プルミエとして、ヨーロッパ・地中海・アジアなど世界の料理をみんなで作って食べる会(プルミエの料理教室)「クッキングパーティ」を中心にレシピやケータリングや料理講師、イベント企画など活動中。
博多阪急内「ELLE CAFE 」キッチンスタッフとしても働いている。
http://s.ameblo.jp/premier-1101




この記事が「おもしろい!」と思ったら是非みなさんのお知り合いにもシェアしてください!
コメントをどうぞ!
facebookのアカウントをお持ちの方は、「Post to Facebook」にチェックをすると、ウォールに投稿されます。




【最新10件】
【過去に紹介したレシピ(月別)】